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イングリッシュガーデン

2022.7.27(水)

こんにちは株式会社ODCスタッフの浦田です。今回は小説風に書いてみました。

突っ込みどころが満載ですが、最後までお付き合いよろしくお願いします。

では、始まり~始まり~

7月とは思えない梅雨のような…。いつ雨が降ってもおかしくない空模様。「ファボーレ富山」で軽く昼食を済ませ、およそ1.5㎞程離れた「富山県中央植物園」へと車を走らせた。

重く垂れこめた雲、そして体にまとわりつく湿気の中なぜ植物園に?

私の家から見えるお宅の庭は四季を問わず色とりどりの植物にあふれていた。そのお宅に棲む奥さんが丹精込めて作った庭である。彼女は、チャールズ王の狩猟犬という意味の「キャバリア・キング・チャールズ・スパニエル」を連れて散歩中、私の家の前を通りかかる。「こんにちは」庭の草むしりに夢中で気が付かなかった私に声をかけてくれる。あわてて「こんにちは」と私が答えると他愛のない会話が始まる。私は花壇の花が育ちにくいと愚痴をこぼした。そんな私に彼女はやさしくアドバイスしてくれる。ある日彼女は意を決したのか「富山県中央植物園オックスフォード庭園」について語りだした。彼女は植物園で活動していること、そして庭園のみごろが7月だということを。

そして、彼女が勧めてくれた7月に植物園を私は訪れた。

植物園の中に入るとオックスフォード庭園がどこか見当が付かなかった。タイミングよく私の目の前に園内バス(電気自動車)が到着して4人の乗客が静かに降りていった。

「乗りますか?」乗客たちを見送った運転手の男性が私に訪ねてきた。「はい。」と私は答えた。彼は「1時50分前にここへ来てください。」と次の発車時刻を教えてくれた。

私は園内バスの発車時刻より少し早めに着く。それより少し遅れて園内バスが到着し乗車料金を運転手の男性に支払いバスに乗り込む。バスはゆっくり静かに動き出した。彼は「今、咲いている花はなくて。」と申し訳なさそうに私に言った。私は「オックスフォード庭園を見に来ました。」と答えると彼はその庭園の経緯について語ってくれた。「オックスフォード庭園」は園内バスで行くと案外近く、そして美しかった。なぜか、そこだけが彩りよく、心地よい風が吹いているように見えた。

園内バスは彼の明瞭な説明で約30分乗って乗車した場所へ戻ってきた。私は、彼に「オックスフォード庭園」へ行く近道を確認し園内バスを降りた。歩き始めるとさっきまで垂れこめていた雲が消え、夏特有の暑い日差しとなっていた。

芝生広場に石積みの「ドライストーンウォーリング」から異次元の扉が開くように道が出来ている。「オックスフォード庭園のボーダーガーデン」は自然で立体的に見えるようデザインされていて、植物はすべて必要な存在として夏の日差しの中、生き生きとしていた。

スマホで撮った写真を載せてみました。が、ドローンで空撮がしたかった~。

「富山県中央植物園」にお願いしてみようかな。

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